事業としてのALISに対する勝手な一考察


分散型ソーシャルメディアプラットフォーム

ALIS とは、⽇本初の分散型ソーシャルメディアプラットフォームである。
ALIS WHITE PAPERの最初に書かれています。

分散型に対して中央集権。

ソーシャルメディアプラットフォーム
場を提供することが目的。

そう考えると
ALISというメディアに対して
ALIS運営サイドが、
あまり介入をしてないように見えるのは
納得がいきます。

ALISの現状
分散型ソーシャルメディアプラットフォーム
素晴らしいゴール設定ですが
ベンチャービジネスは、思いどおりには進みません。

以下、ALIS WHITE PAPERより
サービスのグロース戦略として、3 つの STEP を想定している。
1. ニッチな領域におけるマーケットシェア確立
(仮想通貨、マイナーなアニメ・漫画など)
2.あらゆる口コミサイトの領域に拡大する
(飲食、旅行、ダイエットなどの日常情報から
進学、結婚、住 宅購入などのライフイベントまで)
3.蓄積された人の信頼情報をもとに、新たなサービスを展開する

現実は
1のニッチ領域
ALIS メンバーが大好きだという仮想通貨・トークン領域でも
マーケットシェアを確立できないまま
2に近いイメージでカテゴリーを増やしました。
1にこだわらず、2に行ったことは間違ってはいないと思います。

そして、3では
”我々は日本において仕事を受発注できるシステムを
ALIS に構築 することを考えている。”
ALIS Marketでは、仕事の受発注も可能です。
システム的には、不完全とはいえ、最終段階に近づいています。

機能の追加は進んでいて
新しい機能についての議論も進んでいる様子は
CTO主導のメディア作りのように見えます。

機能やロジック作りについては進んでいくものの
メディア作りは、コミュニティに任せている。
分散型メディアプラットフォームですから
もっともな対応です。

これは見方によっては他力本願。
メディアにスターが現れて、
画期的な事例を作ってくれればいいのですが。

地域活性化の現場で
地域活性化の現場で似たような場面を目にしてきました。
まちづくり、地域活性化、みんなで一緒に頑張ろう。
なかなかうまくはいきません。

「よそ者、若者、ばか者」が成功のポイントとは言いませんが
尖った牽引者(スター)が実績を残すことで、
全体的に活性化してきます。

成功事例には、そのような事がよくあります。

スターが現れるのを待つのではなく
スターが現れやすい、
そして、活躍しやすい環境を整えることも有効です。

CTOに加えてCEOも積極的に参入した方がいいのでは?
と感じています。

Editors’ Choice
https://alis.to/Hiro-K-farmer/articles/aoN5APEeM9nP
以前、このような投稿をしました。

500pxという写真投稿サイトの
”Editors’ Choice”にヒントを得たものです。
アンバサダーの独断でセレクトした投稿を
おすすめ表示してはどうかというものでした。
アンバサダーでなくて、運営サイドのエディターでもOKです。

500pxでは、いいねの数によって
Pulseという99.9Pulseを満点とした
得点がつきます。
”Popular Photos”というページでは
What’s popular today
Pulseの得点順に表示されます。

ALISでいうと”いいねによるオススメ”です。

そのほかに
”Editors’ Choice”というページがあり
Hand-picked by our editors
得点や投稿時期にかかわらず
エディターが気に入ってピックアップした写真を掲載しています。

この程度であれば中央集権にはならずに
ALISの目指す方向性を示すことができるのではと思います。

ALIS編集メディア
我々ALIS メンバーが仮想通貨・トークンが大好きであり、
最も情熱を持って打ち込める記事である
ALIS WHITE PAPERには、このように書かれています。

ALISメンバーも投稿者として
仮想通貨やトークンについて積極的に投稿することもできそうです。
ALISメンバーが、最初のスターとなって
第一ステップのニッチな領域におけるマーケットシェア確立に貢献して、
成功事例を作り、次へつなげる。

スタート時は、一時的に中央集権的な動きをするのは
やむを得ないとこだと思います。
ベンチャー事業ですから。

ALISはトークンエコノミーが重要
もう一度3ステップ。
1. ニッチな領域におけるマーケットシェア確立
(仮想通貨、マイナーなアニメ・漫画など)
2.あらゆる口コミサイトの領域に拡大する
(飲食、旅行、ダイエットなどの日常情報から
進学、結婚、住 宅購入などのライフイベントまで)
3.蓄積された人の信頼情報をもとに、新たなサービスを展開する

メディアや口コミだけであれば
いくらでも似たようなメディアがあります。
ALISを使わずnoteでも十分。

”我々は日本において仕事を受発注できるシステムを
ALIS に構築することを考えている。”
仕事の受発注であれば
クラウドワークス
ココナラ
エニタイムズなど。

ALISの面白さや可能性は
トークンエコノミーの部分です。
それらを生かせなけらば
ALISの優位性は無くなってしまいます。

ALISのもう一つのビジネスモデル
ただし、CEOとしては別の見方、考え方もできます。
それは、ALISのメディア事業としての成功は考えない。

ALISで
分散型ソーシャルメディアプラットフォームを作り
様々な実験をすることでノウハウを蓄積できます。

その結果、コンサル事業を始めることができました。

分散型ソーシャルメディアプラットフォームが構築できれば
そのシステムを販売するというビジネスも成り立つ可能性があります。

経営的に見れば、その方が現実的です。
その上で、ALISメディアが信頼の可視化とトークンエコノミーを実現できればさらによし。

ユーグレナという会社は
世界的な食料問題や環境問題の解決を視野に入れて事業活動をしています。
ところが、現実的には、ほとんどがヘルスケア事業の売上で成り立っています。

理想的なゴールを目指すためには
今何をなすべきなのか?
ALIS CEO日々考えていることだと思います。

勝手な想像と解釈をしてしまっていますが
ベンチャー経営、ベンチャー事業というのは
奥が深く、思いもよらないことをCEOは考えるものです。
もっと、深く、予想外の展開になるのかもしれません。