ムーアの法則の終焉
ムーアの法則「半導体の集積率が18ヶ月で2倍になること」
1965年がら50年以上に渡って、
半導体産業のロードマップになって来た法則が
終焉を迎えようとしているようです。
微細化技術によりムーアの法則を維持して来ましたが
10nmプロセスという、
インテルの最新CPUの開発が遅れています。
原子の大きさが0.1nmレベルですから
微細化が原子レベルに近づくことにより困難さが増しているのだと思われます。
量子コンピュターの時代へ
量子コンピュータは、既存のコンピュータの1億倍の処理速度になるとも言われています。
量子コンピュータが実用化されればムーアの法則を一気の超える進化を実現できます。
【2018年版】IBM Researchのテクノロジー予測「5 in 5」によると
今後5年以内に、量子コンピューティングは、新たなカテゴリーの専門家や開発者により、解決不能と考えられていた問題を解決するために幅広く使われるようになるでしょう。
実用化は、かなり近い将来であることがわかります。
そして、問題解決のなかに、仮想通貨の関わる問題の解決も含まれていると考えられます。
仮想通貨のブロックチェーン技術の計算処理が、
既存のコンピュータでは時間がかかりネックになっているのです。
仮想通貨の新たな問題も発生
量子コンピュータは、既存のコンピュータに比べて処理速度大幅に向上します。
そのため、簡単に公開鍵から秘密鍵を割り出しことができるようになります。
ブロックチェーンの暗号化が有効だったのは、
現在のコンピュータでは、解読に時間がかかりすぎるということ。
処理速度が1億倍と言われている量子コンピュータでは
簡単に暗号を解読できてしまうのです。
しかし、心配する必要はないようです。
このような量子コンピューターに対する対策を施した仮想通貨も生まれ始め
量子コンピュータが実用化される頃には暗号化技術はさらに向上していると思われます。